山陰本線・宝木駅
宝木駅・・・普通の旅行者はまず降りないわな。
これから目指す白兎神社は駅で言えば
この宝木駅と隣の末恒(すえつね)駅のちょうど間ぐらいにある。
ただ普通は鳥取駅からバスで行くのが王道、っていうか
鳥取駅から白兎神社前までのバスは周遊きっぷの山陰ゾーンに組み込まれてる。
宝木駅前に来るバスは本数がないので集落から歩いて国道に出ることになる。
歩いて10分ちょいぐらいだろうか。
たぶんバス路線は国道沿いに走っているだろう、という
適当な判断で歩きだしたけどよくもまぁうまくハマってくれたものだ。
方角すら太陽の位置で判断するいい加減さ。
失敗したら失敗したでいいや、的な余裕ある旅が一番気楽で楽しめる。
鳥取県倉吉市
1年も経たぬうちに再び倉吉駅の地を踏むことになるとは思わなかった。
前回(はわい温泉)→http://d.hatena.ne.jp/lovegetchu/20081214
地元でも何でもないのにこんな山陰を訪れてる東北の会社員なんて
そうはいないと思うよ・・・。
今回の倉吉訪問のお目当ては白壁土蔵と赤瓦の街並を見てまわること。
さっとみるぐらいですけどね。
白壁土蔵群へは倉吉駅からバスで15分ほど。
赤瓦は石州瓦と云う石見地方の伝統あるもので、
山陰あたりではかなり用いられているらしい。またそれが白壁に映える。
知らなかっただけ、であってこういう古くからの景観美が
日本中にはそこらにある、ということを最近認識した。
別段どこが一番ということもないし、だからといってなくしたらいけないものだと思いますね。
帝釈峡散策
9時をまわってもなお肌寒さを感じる朝ではあるものの、
天気は見事に晴れ渡って散策日和となりました。
散策路沿いには白雲洞・鬼の唐門・鬼の供養塔などの
洞窟・奇岩があったりして楽しめる。
浸食されやすい石灰岩の台地のためにこのようなものが多くみられる模様。
世界三大橋の雄橋。世界三大橋って何ぞや・・・。
川を跨ぐ巨岩はまぎれもない自然物であって、
カメラに収まらないぐらいにでかい。
予想していたより紅葉が始まりつつあって一安心。
紅葉には時期が早すぎるようなら今回の旅行は長崎・佐賀にしていた、という・・・
それぐらい帝釈峡の紅葉狩りは今回のメインディッシュなのであった。
さて、紅葉の時期以外にネックになったのがこれだ。
ずいぶん前の遊歩道の崩落以来、迂回路として使われている中国自然遊歩道。
2.5キロほどの区間、うち前後の出入り口800mずつがずっと上りっぱなしor下りっぱなし。
しかも結構急。実際ぜーぜー言いながら登った。完璧にトレッキングコース。
急峻な道だっていうことは下調べ段階で情報を得ていたから
ヘルニアなりたての身体でそんな無茶していいのか、って危惧してたんだけど結局特攻しちゃった^^;
いったん登ってしまえばあとは結構平坦。
しかし相当高いとこまで登った上渓流からはかなり道を反れるんで(まったく見えない)
はっきり言ってあんまりいいことないわな。
誰もすれ違う人はいなかったし、この道観光で通る人はほとんどいないんだろう。
迂回路を通ることで雌橋・素麺滝等の見どころも通過してしまうし
遊歩道が復旧してくれれば見るほうにとっちゃありがたいと思う。
谷繁元信球歴館
道沿いに出ていた看板を見てぎょっとした・・・。
何なのよ「谷繁元信球歴館」って。あの中日ドラゴンズの捕手ですよね。
なんでそんなものがこんな中国地方の山間の町にあるのかと一瞬混乱した。
階段を上って張り紙を見てみれば土・日・祝日しか開いてないようだったので
ちょっとがっかりして引き返そうとすると「いらっしゃいませー」って声かけられた。
「開けましょうか?」って言うんでよくわからないままに中に入ったんですが。
開けてくれたの谷繁選手のお母様でした^^;
大魔神佐々木を「佐々木くん」なんて呼んでしまうとはw
まさかと思ったけれどやっと事情が呑み込めた。
江の川高校出身なのは知ってたけどまさか広島出身、かつ東城出身だなんて知らなかった。
中には江の川高校時代の写真やら横浜時代の記念品などてんこもり。横浜ファンの俺歓喜。
お母様に少しばかりあれこれとお話伺って、お礼を言って球歴館を出た。
隣の家屋の表札見たら「谷繁元信」って堂々と書いてあって笑ったw
んー、なんという偶然いや幸運。一本電車見送ってよかった・・・!
ここパンフに載せとけや庄原市。